来る5月20日にカーネギー大ホールで予定されていた第1回日米合唱祭は、三陸海岸沖で発生した東北太平洋地震および津波の被害に遭われた人々を支援するための「日米合唱チャリティ・コンサート」に変更され予定通り開催されることになった。もともとこの合唱祭は仙台市の合唱団「萩」が中心となって企画されていたが、今回の大災害のためこの合唱団の渡米が困難と思われ、合唱祭の開催も危ぶまれていた。しかし、被害に遭いながらもメンバーの多くは「是非カーネギーで歌いたい、こういう時にこそ歌うために合唱を続けてきたのではないか。」という意見を持っており、「萩」としては当初の予定通りNY行きを決定した。ただ、実際にNYに来る事ができるのはメンバーの半数程度ではないかとみられている。
これを受けて主催者側は、イベントタイトルを「日米合唱祭」から「日米合唱チャリティコンサート」に変更、同時に「みちのく救済基金」 (Sendai Relief Fund) を設立し、コンサートおよび被災地への支援を、在米邦人だけでなく広くアメリカ人にも呼び掛ける。コンサートは予定通り入場無料だが"Admission Free (Donation Suggested)"として入場者からも協力を募る。
なお、「みちのく救済基金」に寄せられた義援金は、合唱団「萩」の末光眞希団長を通じて帰国後に奥山仙台市長そして村井宮城県知事に直接手渡される。
チェックの宛先はSendai Relief Fund
送り先はMike Shirota, 6 Aster Court, Paramus, NJ 07652
※なお、寄せられた義援金の一部は、本チャリティーコンサートに協力支援をいただいている日本クラブ/商工会議所の、東北太平洋地震・被災者支援の受け皿である「JCC Fund」を通じて支援させていただき、同ファンドより税金控除証明を発行いたします。証明が必要な方は、チェックのメモ欄に「証明書希望」とお書き添えください。
白田 正樹
Concert Director
Japan-US Chorus Charity Concert at Carnegie
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